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セーラームーンからみるアメリカナイズ

 セーラームーンはアメリカでも人気を博した。しかし日本の「美少女戦士セーラームーン」とアメリカの「Sailor Moon」には変更点が多々見受けられる。

 ・変身シーンなどセックスアピール的なシーン

(日本版の変身シーン)

(アメリカ版の変身シーン)

画像のようにアメリカ版では、胸のラインなどが修正されている。
この理由はアメリカに合わせた教育的配慮である。アメリカという国は性描写や同性愛に厳しい。レズ設定にあるキャラがいとこ同士であったり、オカマのキャラが女性だったりキャラ設定の変更もされている。
 
 ・暴力的なシーン
 
訴訟社会であるアメリカで放送するにあたり少しでも訴訟の可能性のあるシーンはカットされている。紙テープが顔に当たる程度のシーンもカットされている。

 ・日本的要素を含むシーン
 
日本的要素の不理解からカットされ、舞台設定もアメリカに変更されている。一例として、上の画像では1000円札をゼロだけ消して10ドル札にされている。これは後に述べるアメリカナイズに深く関っている。

 アメリカは歴史が浅い国である。独自の文化というものは存在せず移民の文化をアメリカ的にしてから受容してきた。これがアメリカナイズである。またおとぎ話が存在しないアメリカでは神話としてのディズニーがあった。日本のアニメはアメリカの文化であるディズニーを侵略するものととらえられた。

 日本のアニメはディズニーというアメリカ人の精神的支柱を侵略しようとした。これに危機感を感じたアメリカ側はアメリカ的に変質させる「アメリカナイズ」で対抗しようとした。

 しかしアメリカ側の思惑は外れ日本のアニメはアメリカ以外の海外にも輸出され高い評価を得ている。しかし「Sailor Moon」の放送前と放送後ではアメリカの日本のアニメに対する認識は変化している。そういった意味ではセーラームーンは日本のアニメが受け入れられる礎になったといえる。
 


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